「全体像」をつかもう
こんにちは。記事を読んでいただきありがとうございます。
アプリを作りたいと思ったことはありませんか?
僕はタスクを管理するアプリを自分で作ってみたいなと夢見ています。
アプリを開発することで、だれかの生活を便利にしたり、あわよくば個人で収入を得ることもできるかもしれないなんて、夢のある話ですよね。
しかし、アプリ開発と聞くと「難しそう」「時間がかかりそう」といったイメージを持たれる方も多いですよね。
この記事では、アプリ開発の手順を「全体像をつかむこと」にこだわって解説します!「アプリってどうやって作ってるんだろう」という漠然とした疑問を解決できたら良いなと思います。
一般的なアプリ開発の流れ
要件定義と設計
まずは計画を立てる段階です。
開発の目的やどんなアプリにしたいのか、方向性を決めることを「要件定義」と呼びます。
まずは、アプリを作る目的を明確にします。目的がぼんやりしたものだと、開発を進めるときに優先順位が低い部分に時間をかけてしまったり、結果的に遠回りをすることになります。また、アプリが完成しても便利だと感じてもらえない可能性がありますね。
つまり、「どのような人にどのような便利さを提供したいのか」を明らかにすることが大切です!
目的がはっきりしたら、そのためにどのような機能が必要かを考えます。
例えば僕が作りたい「タスク管理アプリ」の場合は、以下のような機能が必要ですね。
- タスクを登録する
- タスクを編集する
- タスクを削除する
- タスクに優先順位や締切を追加する
- 完了したタスクをアーカイブする
そして、要件定義で決まった方向性をもとに具体的な計画を立てることを設計といいます。アプリケーションの機能、バックで条件分岐などを担うアルゴリズム、使いやすさに直結するデザインなどをはじめとするあらゆる計画を立てていきます!
開発
いよいよアプリの制作段階です。ここでプログラミング言語が登場します。
スマホアプリを作る場合、AndroidはJava、iOSはSwiftという言語を利用することが一般的です。
アプリのあらゆる動作はプログラムでできているので、かなりの時間や労力が必要になることは明白ですよね。
そこで、「フレームワーク」なる神器を使います!
フレームワークを直訳すると「枠組み」です。多くのアプリで使われている基本的な機能を簡単に利用できる、アプリを作るためのパーツのようなものです。そのパーツを組み合わせたり、その枠組みの上に独自の機能を作ったりすることで、開発のスピードが上がります。
このように、自分でコードを書き、フレームワークを利用して開発を進めていきます。
テストとリリース
いよいよアプリが完成しました!…しかしまだ安心はできません。
設計通りの画面になっているのか、設計どおりに動作するのかをテストします。そして、もし不具合があったら(大体ある)修正をします。いわゆるバグ潰し(Debug)ですね。
バグだらけで世に送り出しても、ユーザーにストレスを与えてしまったり、場合によっては個人情報の安全に関わることもあるので重要な工程です。
バグを撲滅したら、ついにアプリをリリースできます。iOSならAppStore、AndroidならGooglePlayなどのプラットフォームにアプリを公開します。これで、世界の誰もがあなたのアプリを使うことができます。
これらのプラットフォームは基本的に人気順でアプリが表示されるので、たくさんの人に使ってもらうためにはプロモーションも必要かもしれませんね。
アプリ開発には2つの手法がある
ここまでで、一般的なアプリの開発の流れを解説してきました。ただ、必ずしもこの順番通りに開発を進める必要はありません。アプリ開発には2つの手法があります。
- ウォーターフォール開発
- アジャイル開発
カタカナでよく分かりませんが、1は初めからビシッと計画を立てて、そのとおりに開発していく手法です。反対に、2は軸となる機能を先に作り、後から機能を追加し変更していく手法です。
一言で表すなら、1は堅実、2は柔軟な手法と言えますね。初めてアプリを作る場合は、完璧にウォーターフォール開発をやってのけるのは難易度が高いかもしれません。
まとめ
この記事では、アプリ開発の流れと2つの手法について解説しました。ある程度全体像が掴めたのではないでしょうか。「アプリってどうやって作ってるんだろう」という漠然とした疑問を解決できたなら嬉しいです。
ただ、何事もとにかく作ってみることが大切なので、はじめのうちはあまり流れにこだわらなくてもいいと思います。(僕も絶賛開発中です)ぜひ、どんなアプリでもいいので自分の手で作ってみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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