Magical8bitPlug
こんにちは、今日もピコピコ音楽作ってますか~?
8bit音源って、ドラムを作るのが大変ですよね。
それもそのはず、「ザーーッ」というノイズを色々いじってドラムを再現しなくてはいけないからですね。
しかし、やり方が分かれば全く難しくありません!
この記事ではMagical8bitPlug歴3年の僕が、各パラメーターを画像と表で分かりやすく説明していきます!
三角波を使ったドラムの作り方や、ドラムパートの打ち込みの例も合わせて説明していますので、ぜひ一緒に作ってみてくださいね。
※ファミコンでは「ノイズを同時に2つ以上鳴らすことができない」といった同時発音数の制約がありますが、この記事ではそれを考慮していません。ファミコンのような曲を作りたい方は是非、こちらのユーフルカさんの記事も読んでみてください!
ドラムの音色の作り方
キック(難易度★★★)
リズムの中心を担う「ドン」という音です。他のパートに埋もれないよう、迫力のある音を作ります。
パラメータ | 変更 | 単位 |
---|---|---|
Decay | 0→0.1 | 秒 |
Sustain | 1→0 | 音量 |
Ini.Pitch | 0→24 | 半音 |
三角波の音量を急に減衰させ、音程を急に下げることでキックの迫力を再現しています。
打ち込みは低い音にしましょう!
Deceyを0.1, Sustainを0にすることで、音量が0.1秒かけて1から0になりますね。(つまり音量が急に減衰します!!)また、Ini.Pitchを24, Timeを0.1にすることで、音の高さが0.1秒かけて24半音上からもとの高さに戻ります。(つまり音程が急に下がります!)
スネア(難易度★)
「ビシ」という音です。演歌の8bitアレンジを作らない限り必要なパートです。Deceyを少し短めにするとキレのあるリズムになります。あれ、演歌ってスネア入ってないですよね、、、??
パラメータ | 変更 | 単位 |
---|---|---|
Decay | 0→0.2 | 秒 |
Sustain | 1→0 | 音量 |
ノイズは3種類のうちどれでも良いのですが、僕は「1bit Long Cycle」をおすすめします。
スネアは2拍目と4拍目に配置するのが基本ですが、少しずらしてみても面白いですね。
ハイハット(難易度★)
パラメータはスネアと全く同じですね。
Deceyは、オープンハイハットなら長め、クローズドハイハットなら短めにすると良いと思います。
僕は、ハイハットのような高い音には「4bit Pure Random」を使っています。
クラッシュシンバル(難易度★★)
説明は不要かもしれませんが、擬音するなら「ピシャ-ン」でしょうか。「ジャーン」かもしれません。いや、「ビャーン」かもしれません。
パラメータ | 変更 | 単位 |
---|---|---|
Decay | 0→3 | 秒 |
Sustain | 1→0 | 音量 |
Rate | 0.15→0.05 | 秒 |
Depth | 0→2 | 半音? |
Deceyは3秒と長めです。テンポが速い曲では少し短めにするといいかも。
RateとDepthはどちらもビブラートのためのパラメータです。「クラッシュシンバルにビブラートをかけるの ?」と思うかもしれませんが、波打つような迫力のある音になります。ビブラートをかけない音と比較してみてくださいね。
タム(難易度★★★)
高いタムなら「ポン」、低いタムなら「ダン」という音がなります。聞き馴染みがないですか?フィルを盛り上げるのに使われていることが多いと思います。民族的な打楽器としても使えます。
パラメータ | 変更 | 単位 |
---|---|---|
Decay | 0→0.15 | 秒 |
Sustain | 1→0 | 音量 |
Ini.Pitch | 0→6 | 半音 |
Time | 0.1→0.15 | 秒 |
キックと同じ三角波で、キックと似たパラメータになっています。
「太鼓系の楽器は、三角波の音量と音の高さを急に下げる」と覚えておいてください!
打ち込みの例
全てこの記事で使った音源のみで作りました。
J-POP
王道の8ビートです。スネアの位置をずらし、タムのポンポコを重ねることでかっこいいフィルインができました!
House
ハネたハイハットが良いですね。こういうノリの良いピコピコ音楽が好きな方は、「Chiptune」というジャンルがおすすめです!(EDMのジャンルらしい)
民族音楽
少しだけハネたリズムですね。焚き火を囲んで踊っているイメージ(?)
終わりに
どうでしたか?これらの音色を作ることができれば、ドラムパートの制作に困ることはありません(凝りだすとキリがないですが)
どんどんオリジナル曲や8bitアレンジを作ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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